2003.5.3 『徳島新聞』うずしお汽船掲載記事
渦の出来る訳

  渦潮は鳴門側孫崎と淡路側門崎の間、約1,300メートルの狭い鳴門海峡で、満ち潮時と引き潮時の干満の差の大きな時間帯に出来る自然現象です。
 干満の差は月の満ち欠けに影響され、満月新月に近づくと大潮になり、その時の潮流の流速は、もっとも速い時で時速20キロにも達すると言われています。また、大潮時に出来る渦潮の大きなのは直径20メートル以上に成るのも有ります。半月の時は小潮回りとなります。満ち潮は紀伊水道から瀬戸内海側へ、引き潮はその反対に流れます。
 大潮時の干満の差は、大きい時で約2メートルにも達し、轟音をあげて潮煙を発し、滝のように流れ、嘗ては行き交う船の難所として恐れられていました。
 潮は海峡中央部の水深の深いところでは速く流れ、浅瀬のところでは岩礁が流れを遮り遅くなります。この潮流の速いところと遅いところの合わせ目が撚れ合って渦が出来るのです。丁度、風呂の湯の中で桶を動かすと、その桶の角の所で渦が出来ると思いますが、浅瀬の岩がこの桶の役目をしているのです。
  渦潮は時間帯により、出来る時と全く出来ない時間があり、毎日変わります。事前に潮見表等でお調べ下さい。

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